医師の求人サイトから応募し、晴れて病院勤務が決まった人にはぜひ読んでほしい。

私の運営する法人は耳鼻口腔科が4院と小児科が2院の合計6院で展開している。科目柄、花粉症や感染症が蔓延する繁忙期とそれが収まるころに閑散とする時期が存在する。その閑散期を上手く利用して様々な業務・取り組みの棚卸を行うようにしている。そしてその業務・取り組みが本当に今必要なことが吟味し、継続すべきか否かを決めるようスタッフ全員にお願いするようにしている。

医療業界におけるトップばかりの意見がはびこってしまう現状を改善する為、どうすれば患者さんにもっと喜んでもらえるかをスタッフが積極的に考え・発案するようにしている。そして私もそれを柔軟に受け入れるように心がけている。発案当初は上手くいくだろうと踏んでいたことが実際やってみるときちんと稼働しなかったり、期待した通りに行かなかったりといった失敗も勿論今までに何度もあった。こういった取り組みの棚卸・継続要否・改善をスタッフと私とみんなで話し合っていくのだ。断捨離して浮いた時間で、またもっと価値がある業務に費やしたり、新たな取り組みに挑戦したりすることができる。

実際にやってみて廃止になってしまった取り組みを一つ紹介するので、参考にしてみてほしい。小児科でトライしてみた事なのだが、痛みや苦みに耐え治療を頑張ってくれたお子さんに「がんばったねカード」をプレゼントすることで、治療の励みになるだろうと踏んだ取り組みだった。しかし、小さなお子さんにはカードの意味を上手く理解してもらえず、あまり喜んでもらえなかったのだ。それを見かねてドクターたちも徐々にカードを渡さなくなてしまった為、廃止となった。スタッフから発案してくれたもので、失敗に終わってしまったものの、どうしたらお子さんが治療の傍ら少しでも喜んでくれるか考えて取り組めたことそのものはとても素晴らしい取り組みだったと思う。

このように、私の法人ではスタッフ一人ひとりが患者さんの為にどうしたら良いか積極的に考え取り組める環境を作っている。今では、違うと思えば違うと言え、どうすれば改善されるか等スタッフ自ら発信する風土・文化が育ってきているように感じられる。